これまで、jmmで読んでいた内容が、こういう風につながっていたのかとビデオの早聞き機能を使って見て、納得しました。その結果、がっかりました。かなりの失敗だと思います。JMMのペースを落とした方が良いと思います。戦後立ち直って、現在も良い暮らしができているのだからそれで良いではないか、という投げやりな態度と、どう違うのか、責任追及から逃れようとする経済の専門家の人々にインタビューしすぎて、村上龍自身が同時代に対して責任を追及された場合にどう言い逃れるべきか? という流れになってしまっています。
レーガンの時代のアメリカが強特許主義に変わったのに対して、日本はバブルに突き進んでいったという風に別の2つの道をたどって、その結果、日本だけ低迷しつつける今であるわけで、10年と言うのは普通そういう差ですよね。(news23の10年という見方もまだすてていないけれど。)
そして、批判されつつ相変わらず、土地本位制で、知的な資産を評価できない日本であるわけですよね。日本のITバブルも、アメリカの株が下がれば、つられて大幅に下がるとか、アメリカの二番煎じみたいな企業ばかりに投資していて、将来のビジネスモデル特許による訴訟の危険を何も考えていないまったく知的な判断ができない投資家ばかりだと言われているわけですよね。
馬鹿な振りをして、あえて経済の専門家たちにきつい質問をしているのかと思っていたら、未来が見えていないという点で村上龍本人が、経済の専門家たちと同じ立場だったのかもしれません。そのせいで共感してしまってそういうことを始めたのでしょうか。善意に解釈しても、ミイラ取りがミイラです。あーあ。
NHKは、少し前に、ゲゼル理論を紹介したりして、それと村上龍の組み合わせだからと思って期待していたのですが、駄目でした。NHKはこの失敗にめげずにもっとアンテナを張って新しい観点を紹介してほしいと思います。
2000/5/8