ハッカー=クラッカーという迷信に基づく政治経産省が高校生対象にハッカー甲子園 大臣コメントにリナックスやモザイクはハッカーが作った。優勝者はアメリカ留学というようなニュースが載っていました。2003/5/23 数盲政治の次は、呪術政治ですね。ここまできたかとあきれるばかりですが、リナックスやモザイクの作者がクラッカーだったり、セキュリティーの専門家だったなんて話は聞いたことがありません。引き合いに出された彼らには、名誉毀損で大臣を訴えるなどしてほしいものです。国辱。大恥です。新聞もようやく、ハッカーとクラッカーの混同をしなくなりつつあると言われていましたが、(大臣や次官級官僚に理系が少ないだけではなく、新聞記者にも理系が少なく、老害デスクが多いのでしょう。)こんな報道を無批判にする様では、相変わらずです。 恐ろしい将門を祀り上げることこそが江戸を繁栄させる政治だったという様な時代が、ずっとつながっているのですね。大蔵省は将門の首塚を移転できなかったわけですし。数盲の官僚が、IT社会に適応できず脅威を感じ、それを祀り上げることで災いを避けたいという心理が、迷信政治を生み出すのでしょう。雨乞いをしても雨は降らないというのは常識ですが、それが可能だという迷信が為政者の権威を維持していた長い歴史の存在もまた常識です。クラッカーを支援すると産業振興に益するというのは、一連のシリーズに加わった新しい迷信です。迷信でないとすれば、国税庁主催の節税コンテストみたいなもので、へんてこです。 セキュリティー関係の法整備に役立つとか屁理屈こねる官僚もいるのかも知れませんが、明治政府が清水の次郎長と親しくしたのは汚点でしかないでしょう? いまだに、ヤクザに金をもらった政治家の話が出てくるわけですから。政府がクラッカーを味方につけて言論弾圧や国民のプライバシーを侵害するなどの悪事を計画しているとか見られるくらいが関の山でしょう。テロリストコンテストを実施して、すべてのヤクザをアメリカに追放するとかの政策はどうですか? 話が逸れましたが、通常この種のコンテストは、規定のサーバーを攻撃したり、セキュリティーに自信のある新製品を攻撃対象にしたりするわけで、互いに攻撃するルールでは、できる限り機能が低く低速のサーバーを用意したものが勝つ意味のないコンテストになるでしょう。そんなコンテストではセキュリティー技術の向上にもつながりません。そもそも、クラッカーなんか、セキュリティーが弱いサーバーを探してうろつき回るハイエナみたいなもので、大した技術が必要だとも、コンテストで探し出す必要があるとも思えません。 たとえば、スパムフィルターのコンテストをやって、もっとも高い精度でスパムを排除したフィルターを作った高校生を表彰する方が、大変役に立つでしょう。日常的にメールさえタイプしない人たちが、空想力だけを糧に政治をしている限りは、そんなことを思いつきもしないでしょうが。 大数の法則の分かってない奴が書いた恥ずかしい白書を晒している省庁のやることだし、通産省時代の助成金の規定には、永久機関発明には助成しないと書いてあって、過去に永久機関発明に助成金を出してしまったことを暗に認めている省庁でもありますが。 コロンブスが地球は平らでないということを実証したおかげでそういう迷信はなくなったはずですが、同じく通信関連で登場する総務省では、日本の人口重心を計算する際に地球は平らだという前提で計算しています。きっと最初に地球は平面だと決めた人が首になるどころか数盲の上司の覚えめでたく地位が上がり、おかげで現場の官僚は分かっていても直せないという例によって老害の例なのでしょう。おかげで、東京一極集中20年分に相当する誤差が何十年も前から出続けています。日本の官僚は、かくのごとくコロンブス以前の迷信深い人たちなわけで、いったいどうやって、遠い海の向こうのアメリカ留学なんてご褒美を思いついたのでしょうか? 謎ですね。日本の国益よりアメリカの国益を重視する官僚という、敗戦国のルールで説明しないと無理ですね。 そういえば、首相は、ブッシュ同様、敗戦の歴史を忘れて150年前に言及していますが、150年前にしたところで、小栗がいなければ、もっと、とんでもない不平等条約を結ぶところだったわけで、迷信深い政府がこの先なにをすることやら。
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作成 2003/5/23 - 更新 2006/08/30 |
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