Unicodeについてのアスキーの記事アスキー2003/6の138ページに、ユニコードの勝利宣言みたいな感じで名誉毀損で訴えられないために形式的には名前を伏せるという2ch.netテイストの罵倒記事が載っています。署名も偽名かなにかでしょう。
記事では、「漢字文化は危なかった!?」という題名で、「Unicodeに代わるより良い提案を世界に出した日本人が一人でもいるだろうか? 」とか書いて太田さんに喧嘩を売っています。 また、「そうした世情に乗じ、国産OSの名の下に日の丸を振りかざして国費を濫費した目立ちたがり屋の研究者」という感じで、暗に坂村健を揶揄しています。坂村健が間違ったことを書いている本を最近読んだばかりだけれど、アスキーの記事が正しいとは全く思えませんでした。 坂村氏も10年一日同じようなことばかり言っていますが、グローバリズムというものが誰の目にも明らかに底割れしている時代に、反グローバリズムの動きを、「ナショナリスティックな感情論」呼ばわりする時代感覚というのは、やや異常なものさえ感じます。 話が飛びますが、村上隆というポップアートの人を取材した番組をNHKで昨日だか一昨日だかやっていて、才能ないから、オリジナリティが低くても良いと割り切った。才能ないと自覚しているから、生きていくためにはどんな仕事だって引き受けることができる。アーティストとしては、金に転んだように見えるだろうからリスキーな綱渡りだけれど、これが俺の人生さみたいな、諦観と開き直りと罪悪感。村上隆氏のインタビューは、Unicodeについて言われている悪貨が良貨を駆逐するという現象の、心象風景という気もします。 日本語を検索しているはずがロシア語のサイトがヒットしてしまう検索エンジンがあって、頭に来たのは、5年も前のことではありません。文字コードの断片からどの言語で書かれているかがわかるということの技術的なメリットは大変大きなもので、悪い設計のために、世界中のコンピューターが無駄に消費するエネルギーのことを考えると、ユニフィケーションなんていう間違いになぜ突き進んだのか今になっても理解できません。
『いま日本語が危ない-文字コードの誤った国際化』太田昌孝著 光芒社 ISBN4-89542-146-5 c3055 \2000Eを買って読んでみました。まっとうなことを言っているのになあ。TRONのコードについては、2022を拡張すれば済む話なのに無駄なことをという感じで突き放してあります。内部コードに関しては適当に決めて後で変更しても大きな問題は起こらないとも書いている部分があります。実際、OSのバージョンごとに、対応関係がことなるみたいなので、次にCJKユニフィケーションの部分を使わないバージョンが出ればそれですむという気もします。
出版社名や出版社住所にシールが貼ってあり、出版社のサイトもすでに消えていました。
語の出現頻度を言語ごとに正確に得られなくなるという僕が感じている危惧については特に言及がありませんでした。どうでしょうかね。 『インターフェース2002/12』 多国語文字コード処理&国際化の基礎と実際こちらには、松為君の記事が載っています。 2003/5/28追記 外部リンク
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作成 2003/5/18 - 更新 2004/05/16 |
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