インターネットの構造も変えるべきなのかも
現在のインターネットでは、tracertとかやってみるとわかるように間に30個ものサーバーを経由してデータが送られてきたりします。複数のバックボーンにつながるISPもあるわけですが、冗長性を気にしなければ、幾重にもわたる階層構造というか、木構造とみなせます。路線図に例えて言うと、新幹線があり、新幹線の駅から在来線の電車が枝分かれしていて、それぞれの駅からローカル線が出ていて、ローカル線の駅からバス路線が出ているみたいな幾重もの階層構造です。どこにでも行けてそれで十分という気がするわけですが、乗り換え回数が多すぎます。
他方の極は、1つのHUBでつながっている様な家庭内LANの様なものです。これなら、途中にルーターは入らなくても平気です。これは路線図の比喩で言えば、すべての駅を一筆書きで結ぶ路線ということになります。これだと乗り継ぎはしなくてすみますが、駅が直線に並んでいない場合、経路が無駄に長くなります。
というわけで、インターネットの次にくるものは、1回の乗換えでどこにでも行ける様に張り巡らされた地下鉄の様な構造だと思います。1回の乗り換えでというのは、当初は、トラフィックが分散されるメリットも生きるのでトラフィックが集中する上位のサーバー間に限って実現され、順次下位のレベルまで実現されるのでしょう。
比喩に戻ると、バックアップの経路として後から飛行場を増設すると結局予算が2倍かかるけれど、どこにでも1回の乗換えでたどり着けるという制約で設計しておけば、当初から予算が2倍かかるものの、乗り換え時間のロスを減らすメリットがあるし、トラブルが起きた場合にも、乗り換え回数が少し増えるだけですみます。
格子状に配置する場合も比較すると、配線の距離は、地下鉄状の配線よりやや短くて済みます。格子状のほうが単純で良いということか? 格子状配列の場合、すべての駅が乗換駅という状況になります。1つの路線にだけある駅から、別の駅に行くには、最大で2回の乗換えが必要になります。また、ハイパーキューブ接続にすると、乗り換え回数が増えていきます。
1つの駅に2つの路線の乗り換えではなく、3つ以上の路線の乗り換えを許すと、ハイパー地下鉄路線図接続ということになります。現実の地下鉄は地表近くを走っているので、次元を上げる意味はありませんが。